2001年7月1日~9月30日(2001年10月1日作成)

【1】政局
【2】国会報告
【3】海外視察
1.オーストラリア視察→詳細
2.極東ロシア視察→詳細
【4】地元活動
1.参議院選挙
2.後援会活動

 ①第2回懇親野球大会
 ②若翔会執行役員会
 ③フォーラム24
 ④福島県人会旅行
 ⑤FM鴻巣フラワーラジオ番組出演

4.FM鴻巣フラワーラジオ番組出

【5】若松事務所および市民フォーラムの現況報告

 
【1】政局
 
 7月29日の参議院選挙では、改選議席121のうち、連立与党3党が78議席(自民64、公明13、保守1)を獲得し、非改選議席と合わせて、定数247議席のうち、連立与党3党で139議席を占め、野党の合計108議席を大幅に上回る結果となりました。これにより参議院も衆議院と同様、連立与党が安定多数議席を確保することができました。次の国政選挙は衆議院総選挙ですが、2004年6月の衆議院議員の任期満了までの約3年間は、小泉内閣の下、大胆な構造改革を遂行するための連立与党3党の体制が当面確保されました。
 一方、小泉総理の公約である、平成14年度予算編成に際しての国債発行金額を30兆円以下に抑えるためには、毎年恒例である8月10日の来年度予算の概算要求基準は、中期展望予算に対して本来なら33兆円の歳出抑制を組み込まなければなりませんが、8月31日の各省庁の概算要求を取りまとめると、とりあえず17兆円の歳出抑制を実現したものの、残りの16兆円の抑制は、12月の大蔵原案作成までに、地方交付税の減額になるのか、特殊法人等の行革削減によるのか不透明のまま、9月27日から召集された秋の臨時国会の景気対策・不良債権処理国会に持ち越されることになりました。
ところが、ご存知の通り、狂気としか言いようのない米国同時多発テロ事件が9月11日に発生したため全世界が揺れ動き、行事や行動、日程等の大きな変更を余儀なくされました。小泉総理も、10年前の湾岸戦争の際に、日本はお金だけ出して、世界から非難された二の舞を踏むまいとの思いからか、積極的に日本のテロ対策および米国軍隊の活動支援等を盛り込んだ「テロ対策新法」を早急に成立させるよう、9月19日に連立与党3党の党首に要請し、現在、10月5日の閣議で関連法案を決定し、国会に提出するための早急かつ大詰めの段階にきています。このため、今回の臨時国会は「テロ対策・不良債権処理対策国会」一色になる様相になってきました。
この10月5日が過ぎると、国会の特別委員会(加藤紘一氏が委員長)で審議が行われ、パキスタン国内に集結されるアフガニスタン難民の支援策が具体的に展開されることになります。
あわせて、今回のテロ事件が起きなければ、臨時国会の最大テーマとなった不良債権処理の審議は、RCC(整理回収機構)の取り扱いをめぐり、これも大きな議論となります。また昨年10月に行われた国勢調査で判明した衆議院小選挙区の定数格差を是正するため、選挙制度改革の議論とあわせ、12月7日までの臨時国会において、これまた与野党間での大きな議論の火種となります。
 特に、今後の経済・景気対策に対しては、公認会計士・税理士の経験と経営者とのネットワークを生かし、国会論戦のリード役として大いに発言してまいりたいと決意しております。
 
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【2】国会報告  
1.委員会質問
 ○総務委員会
 通常は夏の閉会中審査はあまり行われませんが、9月1日、44人の死者を出した新宿の雑居ビル火災事件の対策のため、総務委員会が緊急に開会されました。
 このため、9月12日は総務委員会の理事を中心に、四谷消防署で事件の概況を聴取し、翌13日に総務委員会の閉会審査が行われ、私は20分間の質問を行いました。
 私は質問で、今回の事件の遠因は、どの雑居ビルでも行われている非常階段への多くの荷物の放置と、この不法状態を見逃してきた、消防署、ビル所有者、テナントの馴れ合いにあると指摘しました。短時間でしたが、本音で実のある論議が行えたと思います。

 9月25日は、総務委員会で審議が行われる議題で、毎年夏に発表される公務員の給与水準を決定付ける「人事院勧告」について閉会中審査を行いました。私はこの日も20分の質問を行い、特に、本年12月中に発表される「公務員制度改革大綱」に標準を合わせ、公務員に3つの労働基本権の一部が与えられていないため、人事院に与えられている「代償措置」の新たな取り扱いをめぐり、大変重要な審議ができたと自負しています。

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【3】海外視察 
1.オーストラリア視察(詳細は添付の報告書をご覧下さい。)
 お盆明けの8月14日から19日まで、7年ぶりにオーストラリアを訪問し、90年代半ばから大胆なミクロ経済・構造改革を行っているオーストラリアの規制改革、税財政改革、地方自治体改革、公会計制度等の視察を行いました。
私の予想以上にオーストラリアの改革は進んでおり、小泉総理がこれから本格的に行おうとする構造改革に大変参考になると考えたため、直接、総理に説明をするため、9月12日の夕方、首相官邸を訪ねる予定でしたが、前日のテロ事件により、残念ながら延期となったことを付記します。

2.極東ロシア視察(詳細は添付の報告書をご覧下さい。)
 ほぼ10年ぶりのロシア訪問となった今回の視察は、北方領土問題とサハリン・プロジェクトと呼ばれるエネルギー問題を視察するため、9月2日から6日まで、ウラジオストックとユジノサハリンスクを訪問しました。中国、アフリカ、ラテン・アメリカとも異なる極めて独特の国民性を持つ極東ロシアの人達に接しながら、極東ロシアに存在する外交問題の難しさを実感しました。

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【4】地元活動
1.参議院選挙
 7月29日投票の参議院選挙では、私が選対本部長として支援した高野ひろし候補者が、市民フォーラム会員のご支援も頂き、562,370票で2位とい好成績で当選させていただきました。これまでの1年間にわたる大きな肩の荷を降ろし、次は私の次期衆議院小選挙区埼玉6区選挙の勝利のため、新たな決意で出発しました。この間、市民フォーラムの会員の皆様には、多大なご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
 また、私が選対副本部長に任命された全国比例区の加藤修一氏も、今回の比例区最後の当選者となり、私が昨年の総選挙で経験した状景の再現となりました。当選確定が翌日30日の朝6時過ぎで、すぐに携帯電話で加藤氏に当選祝いの電話をしたら、とても本人の声とは思えない、やっと生きているような声で応えていました。
2.後援会活動
①第2回懇親野球大会

 私が大会顧問として、昨年から始まった懇親野球大会は、8月4日と5日の2日間にわたり、昨年と同じ上尾市営球場で16チーム(昨年は12チーム)の参加を得て、盛大に開催することができました。
 上尾市営球場はプロの公式戦ができる本格的な設備があり、電光掲示板と有資格者の審判員とアナウンサーのバッター紹介等、テレビ中継並みの試合運営が出場チームには大変好評で、野球仲間に評判になっています。
②若翔会執行役員会
 8月10日、参院選勝利の総括を行い、かつ、次期衆院選必勝に向けた役員会を開催しました。次のイベントは、10月26日、上尾市コミュニティセンターで開催される、私の選挙公約実現の報告を目的とする、「行政評価法」の制定を記念した、「行政評価の時代と私たち」と題したシンポジウムを行います。
③フォーラム24
 8月25日は、私を支援してくれる地方議員の後援会の勉強会を開催しました。9月議会を前にして、参加者は、小泉内閣が進める構造改革と平成14年度予算編成について大変な関心を持って、多くの質問が飛び交いました。
④福島県人会旅行
 9月22日、30名の福島県出身の支持者とともに、9月末まで福島県須賀川市で開催された「うつくしま博」の視察を行い、その後、私の生まれ故郷である、石川町の母畑温泉にある「八幡屋」の温泉に浸かり、同県人に囲まれた大変楽しい一日を過ごしました。
⑤FM鴻巣フラワーラジオ番組出演
 本年3月から始まった、毎週金曜日の午前11時45分から10分間の番組、「若松かねしげワイン&ミュージックサロン」は、早や半年となり、リスナーからの問い合わせが益々多くなってきました。
 最近は、夏休み宿題情報、オーストラリアおよび極東ロシアの視察の体験話、更には今回のテロ事件に関して、私も訪問した経験があるワールド・トレードセンターやペンタゴンの施設の状況等を紹介しました。
 9月24日は、同期の衆議院議員の紹介で、日本の葡萄酒の発祥地である山梨県の勝沼市を訪れました。漫画の「美味しんぼ(第80巻)」で紹介された中央葡萄酒の三澤社長から、ワイン用のぶどう畑で、まだ木についていたカベルネ・ソービニョン種のぶどうを試食し、また、甲州ぶどうで作った甲州ワイン(白)も試飲させていただくなど、貴重な経験をしました。
 来年の9月初旬は、毎年行われる「ワインの夕べ」の参加者に呼びかけ、このぶどう畑の訪問を企画しています。
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【5】若松事務所および市民フォーラムの現況報告 
 長期戦の参議院選挙のためご無沙汰しておりました各種勉強会を、現在精力的に計画し開催しています。9月14日のCPAフォーラム勉強会を皮切りに、10月10日は「不良債権処理」をテーマにした勉強会など各種勉強会を多数開催してまいります。
 市民フォーラムは、9月末現在、個人会員152人、法人会員89社、合計  241人(前回報告時より3人増加)の方々にご協力いただいております。テロ対策に真剣に取り組み、世界の治安を回復するため、また、日本の経済の活性化のための不良債権処理の道筋を作り、行政改革の仕上げを行うため、臨時国会では全力でこれらの課題に挑戦してまいります。
以上

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